ビジネス・トラベル・マネジメントをグローバルに推進するACTE セーバーが「モバイルの破壊的な革新」について講演

 

2016年5月23日

セーバートラベルネットワーク

 

ビジネス・トラベル・マネジメントをグローバルに推進するACTE

セーバーが「モバイルの破壊的な革新」について講演 

 

25年以上にわたり100ヶ国以上でグローバルにビジネス・トラベル分野のを牽引するACTE(The Association of Corporate Travel Executives)が2016年5月11日、第4回となるACTE Tokyoを開催し、TMC(Travel Management Company)、インハウス旅行会社および企業の出張担当者など、約80名が参加し、終日様々なセッションや交流が行われました。

 

午後の部でセーバートラベルネットワーク(以下、セーバー)のアジアパシフィック、グローバルアカウント、統括本部長のレベッカ・ダニエルズが「Mobile Disruption ~モバイルの破壊的な革新~」と題して講演しました。2014年と比べ、2020年にはモバイルにおけるデータ・トラフィックが10倍に伸び、中でもアジア太平洋地域のモバイル・コマースが半分以上を占めると予測されていると述べました。また、日本は地域の中でもモバイルからの旅行予約を牽引しており、 ビジネス・トラベルにおいても対応するテクノロジー・プラットフォームを備えることの重要性を伝えました。

 

続けてセーバーのグローバルアカウント担当部長、小山真澄をファシリテーターとして、株式会社日本旅行・グローバルビジネストラベルの法人営業本部長、内山博生氏、ユナイテッド航空の法人・個人旅客営業部 統括部長、大山直基氏、外資系企業のトラベルマネージャー、佐藤眞史氏とパネル・ディスカッションが行われ、モバイルの革新にそれぞれの立場から「グローバルマネジメントはどのように対応するべきか?」について議論を交わしました。

 

内山氏はTMCの立場から、「コーポレート・トラベルは企業レートや決済の関係で浸透率はまだ低いが、アプリの登場・多様化で環境は大きく変化した。タイムリーなプッシュ型情報提供、GPSを介した危機管理(安否確認)等、トラベラー・企業・トラベルマネージャーそれぞれのニーズをバランス良く満たす必要がある」「モバイルの利用が急拡大する仮説をもった上で、常にお客様の半歩先をいく仕組み作りを」と述べました。

 

大山氏は航空会社の立場から、「レジャーよりも渡航頻度の高いビジネスの方が、ハンディなツールであるモバイルへのニーズ増えている」とし、「エアラインとしては、お客様をいかに安全に到着地まで送りとどけるか、何かあった時にリアルタイムにお客様に案内し、代替案を提示できるか大切」と述べました。

 

 佐藤氏は「出張者側としては、モバイルの活用はオン・トリップ(出張中)がメインになる。例えばホテルのルームキーも兼ねるなど、全てをモバイルがカバーでして一元管理できれば、とても便利だと感じる。」と、企業のコーポレート・トラベルマネージャーとしてコメントしました。

最後に内山氏からの「チャネルが電話からメール、オンラインへと変わっているのに、BTM周辺の仕組み自体は変わっていない。オンラインやモバイルを前提として、GDSを含めた関係者で集まって体系や機能を見直していく必要があるのでは」と提言で、パネル・トークが終了しました。

以 上

 

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